農業経済学の第一人者として安全な食を支える
農林水産業の振興と地域の活性化に尽力。
「食の海外依存と安全性の懸念」
「畳みかける貿易自由化と安全保障」
「環境負荷を改善する循環型農業」
「命・環境・地域を守る生産から消費までの
双方向ネットワーク」
「協同組合の使命」など研究
職歴・経歴
1958年 三重県生まれ。
1982年 東京大学農学部農業経済学科卒業
同 年 農林水産省入省
1996年 農業総合研究所研究交流科長
1998年 九州大学農学部 助教授
2004年 九州大学大学院農学研究院 教授
2005年 九州大学アジア総合政策センター教授(兼任)
2006年9月より東京大学教授。
1998年~2010年(夏季)米国コーネル大学客員教授
2006年~2014年 日本学術会議連携会員
専門は農業経済学、国際貿易論。
日韓、日チリ、日モンゴル、日中韓、日コロンビアFTA産官学共同研究会委員、食料・農業・農村政策審議会委員(会長代理、企画部会長、畜産部会長、農業共済部会長)、財務省関税・外国為替等審議会委員、経済産業省産業構造審議会委員、JC総研所長、国際学会誌Agribusiness 編集委員長を歴任。
一般財団法人「食料安全保障推進財団」理事長。
■著書
『世界で最初に飢えるのは日本―食の安全保障をどう守るか』(講談社 2022年)
『協同組合と農業経済―共生システムの経済理論』(東京大学出版会 2022年食農資源経済学会賞受賞)
『農業消滅―農政の失敗がまねく国家存亡の危機』(平凡社新書 2021年)
『だれもが豊かに暮らせる社会を編み直す―「鍵」は無理しない農業にある』(共著 筑波書房 2020年)
『亡国の漁業権開放:協同組合と資源・地域・国境の崩壊』(筑波書房 2017年)
『牛乳が食卓から消える? 酪農危機をチャンスに変える』(筑波書房 2016年)
『悪夢の食卓』(角川書店 2016年)
『食の戦争』(文藝春秋 2013年) 他、著書多数